失敗しない布団の選び方①

季節の変わり目は体調を崩しやすいものです。
こんな時こそぐっすり眠って疲れをとることが大切です。
そこで快適な睡眠をとるために重要な敷き布団の選び方についてご紹介します。

ポイント① しっかりとからだを支えてくれること

朝起きたら腰が痛くて起き上がれない。
そんな経験はありませんか?

腰痛対策には、敷布団がからだをしっかり支えることがポイントです。
寝ている時の姿勢は、腰や背中に影響しているのです。
起きた時に腰に違和感がある場合、敷布団が合っていない可能性があります。

低反発ベッドやウォーターベッドなど、柔らかい敷布団を使うと、
寝心地が快適だったとしても、ゆっくりと静かに背骨がずれていき、
やがて腰痛や、ヘルニアの原因になります。

反対に、硬い敷布団や、高反発の敷布団など硬めの敷布団を使うと、
寝る時の寝心地は慣れるまで少し時間が必要な方がいるかもしれませんが、
背中のハリや、腰痛が少しずつ変わっていきます。

やはり、からだをしっかり支える布団を使用するよう、心がけましょう。

ポイント② 寝返りを打つのが楽

人は、一晩に寝返りを20〜30回打つと言われています。
これは、日中の仕事や運動などで歪んだ身体を修正したり、
自己治癒力である免疫力を活性化して、病気を治しやすくしたり、
敷布団との接地面でうっ血した部分を癒すためです。
寝返りを打てないとうっ血から、褥瘡(じょくそう)になってしまいます。

敷布団が柔らかいと、寝返りを打つ時に、かなりの力を必要とするため、
意識が戻り、寝返りを打ったのを覚えているようなことになります。
反対に、硬めの敷布団なら、簡単に寝返りを打てるため、
寝返りを打ったことも覚えていることはなく、深い眠りを確保できます。

このように、寝返りの面からみても高反発や、硬い布団がおすすめです。

ポイント③ 体温の保持

最近では、樹脂でつくられた高反発敷布団が人気があるようです。
確かに布団は硬い方が良いのですが、もう一つ重要な要素は「保温」です。
樹脂系は、網目状の素材で通気性は良いのですが、逆に良すぎてしまいます。
人は、皮膚の温度が32〜33℃で、眠くなります。
通気性が良すぎる樹脂系の素材は、冬場はこの条件が難しいため、眠りが浅くなります。

また、樹脂系は電気毛布、電気アンカを使用できません。
このため、春夏秋は使用できても、冬に使用できないことがあります。
ぐっすり眠るためには体温の保持が大切ですので、くれぐれもこの点に注意しましょう。

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