失敗しない布団の選び方②

布団選びのコツをお伝えしています。

ポイント④ 蒸れないこと

保温ができても湿度が高いと、やはり眠りが浅くなってしまいます。
人は、皮膚の周りの湿度が55~60%程度になると、心地よく感じ、深く眠れます。

天然繊維である、木綿、羊毛、ラクダ、シルク、羽毛などは、
保温と保湿、除湿も身体が喜ぶ程度にしっかり適温適湿にしてくれます。
どれも、洋服にしてもよい素材です。

一方、化繊やゴム、ウレタン系は、素材そのままでは湿気を吸い取りにくく、
放湿も苦手なため、適度な保湿は難しいのです。

ポイント⑤ すぐにぐっすり眠れる

凸凹形状で身体を点で支える敷布団が注目されています。
面でからだを支えるこれまでの布団よりも、凸凹形状により、身体を点で支える方が、早く深く眠れます。
他にも形状の利点があります。
指圧効果と、血行が妨げられにくくなり、寝返りの回数が適正になるということです。

早く眠るためにもう一つどうしても欠かせないことがあります。
それは、体内温度を下げることです。
人は手のひら、足の裏から放熱をし、体内温度を下げると早く眠れます。
寝る前にお風呂に入ると手足が温まり、放熱を促します。
そこから芯部体温、すなわち内臓の温度が下がり始めます。
そうすると、早く眠れます。

体内で、何が起こっているのかというと、交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わるのです。
日中、活動するために交感神経が優位になり、筋肉が動きやすくなるように、体温が上がります。
反対に、夜は身体や筋肉が休むため、体温が下がり、副交感神経が優位になります。
そうなれば、早く眠くなります。
手足がすぐに温まる布団で眠るのが一番効果的なのです。

余談ですが、日中、筋肉がたくさん使われることにより、
セロトニンというホルモンが出た分だけ、眠りのホルモンであるメラトニンが出ます。
メラトニンがたっぷり出ると深く眠れます。
日中運動するとぐっすり眠れるのは、単に疲れたからではなく、
メラトニンによるものなのです。

ポイント⑥ カビが生えにくい

カビもまた、喘息や肺カビ症などの病気の原因にもなり得ると言われています。

カビの生えない敷布団はないので、なるべく乾燥させることが一番です。

ポイント⑦ フローリングでも1枚でOK

敷布団はどんなに薄くても、底つき感がなければフローリングの部屋でも1枚で使えます。
もし、厚みが欲しいなら、2枚重ねて敷いても良いでしょう。

もちろん収納を考えなくて良いなら、厚めの敷布団やマットレスを使用してもいいですね。

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