枕の選び方についてお伝えしていますが、枕の素材にも様々な種類があります。
ポイント④ 枕の素材
枕の素材には大変多くの種類があり、頭部を乗せた時の硬さや感触など、個人の好みに合わせて選ぶことができます。
①ダウン(羽毛)
水鳥の羽根で、寒い時期は暖かく、暑い時期は涼感があります。
天然素材ならではの抜群の通気性や吸湿性、発散性があり、フワフワとした柔らかさも特徴です。
②パイプ
短いストローのような形の素材で、柔らかさやサイズの種類もさまざまです。
通気性に優れており、家庭で洗濯することも可能なため、衛生的に使用することができます。
また、へたれにくいため、長期間の使用にも耐えられます。
③低反発ウレタン
スペースシャトルの宇宙飛行士用に開発された新素材で、マシュマロのようにモチモチとした弾力と触り心地に定評があります。
体圧分散性や柔軟性に富み、体型や寝るときの姿勢に合わせてフィットする点がメリットです。
④スノー低反発
ウレタンをスノーフレークのように細かくした素材で、復元性に優れています。
ウレタン素材ならではのモチモチとした触感とダウンのようなフワフワとしたフィット感が特徴です。
また、低反発ウレタンよりも蒸れにくい素材でできています。
⑤高反発ウレタン
高反発ウレタンはラテックスとも呼ばれます。
通気性が良く、気温による変化も少ないことが特徴です。
弾力性が強いだけでなく柔らかさもあり、スムーズに寝返りをうてるところがメリットです。
⑥ムアツ
「点で支えるムアツふとん」で有名な「昭和西川株式会社」と、枕の専門メーカー「まくら株式会社」が共同開発した素材です。
凸凹構造によって頭の重量が分散されるため、圧迫感や頸椎への負担が少なく、血行を妨げない点がメリットです。
⑦ポリエステルわた
フワフワとした触感やクッション性を持つ素材で、柔らかい枕に仕上がります。
なかでも、特殊加工された「コンフォロフトわた」は通気性とクッション性の高さが特徴です。
また、粒状のポリエステルわたである「粒わた」は反発性が抑えられ、柔らかさが増しています。
⑧クラッシュラテックス
ナチュラルラテックスと合成ゴム(シンセティックラバー)を細かく砕いた素材です。
高反発性と弾力性に優れていて、フワッとした柔らかめの感触やフィット感も魅力となっています。
⑨ビーズ
発泡スチロールを超極小にした素材です。
頭の形に合わせて自在に形を変えるため、フィット感に優れています。
また、ビーズならではのユニークな触り心地も特徴です。
⑩コルマ、ミニボール
内部が空洞になったプラスチックボールで、大きな穴が2つ空いているため、通気性に優れた素材です。
直径約1cmの玉が集まることによって高い柔軟性や流動性、クッション性を実現しており、頭によくフィットします。
⑪そばがら
そばの実の殻を乾燥させた天然素材で、日本では古来より枕の素材に活用されてきました。
高い通気性と吸湿性を備えた素材のため、頭からの熱を発散して汗を吸収します。
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